第3回たかだてカップ

2025年11月14日

10月25日・26日、秋晴れの爽やかな空気の中で「第3回たかだてカップ(高館カップ)」が開催されました。 八戸市内のミニバスケットボールチームが男女各6チームずつ集まり、コートの上ではドリブルの弾む音と、ベンチや観客席からの温かい拍手が絶えませんでした。 私は会場に入った瞬間、子どもたちのキラキラした目と、地域のみんなの一体感に胸がじんわり熱くなりました。勝ち負け以上に、ここで交わされる「がんばれ!」の声と笑顔こそが、たかだてカップの魅力だと感じます。 第3回たかだてカップの会場全体の雰囲気

大会の見どころと会場の熱気

オレンジ色のボールが宙を舞うたび、歓声が波のように広がりました。二日間にわたり繰り広げられた熱戦は、どの試合もドラマに満ちていて、逆転、粘り、そして仲間を信じる気持ちがコートいっぱいに表れていました。男子も女子も、1プレーごとの集中力が素晴らしく、タイムアウトのたびに子どもたちは真剣な表情で耳を傾け、作戦を確認。応援に駆けつけた家族や地域の方々は、プレーが決まると立ち上がって喜び、ミスのときは「ドンマイ!」と優しく背中を押します。そんな優しい空気が、会場全体を包み込んでいました。 小学生ミニバスケットの白熱したプレー

女子の部、栄冠は根城女子へ—準優勝はたかだてクラブOGLS

女子の部では、根城女子ミニバスケットクラブが見事に優勝を飾りました。最後まで諦めないディフェンスと、仲間を信じて回すパスワークが印象的で、プレーが決まるたびにベンチから飛び出す笑顔が本当にまぶしかったです。そして準優勝は地元のたかだてクラブOGLS。地元の期待を一身に背負いながらも、相手をたたえ、最後は笑顔で握手を交わす姿に、スポーツの素晴らしさを改めて教えてもらいました。勝者も挑戦者も、みんなで創り上げた拍手喝采の決勝戦。あの瞬間のぬくもりは、きっと子どもたちの心に長く残るはずです。 女子の部を盛り上げた選手たちの笑顔

支える力が大会を強くする—高館青年部の朝のひと仕事

今回の大会を語るうえで欠かせないのが、地域の支えです。高館青年部のみなさんが朝早くから会場に入り、運営のお手伝いをしてくれました。こうした見えない準備があるからこそ、子どもたちは思い切り走り、保護者は安心して応援できるのだと実感します。コートの外で黙々と動く大人たちの姿は、子どもたちにとって最高の背中。地域がチームになって大会をつくる——それが、たかだてカップのもうひとつの誇りです。 大会を支える地域ボランティアの準備風景

地域で育つ、未来のプレイヤーたち

たかだてカップは、単なる試合の場ではありません。同じ市内に暮らしながら、学校も学年も違う子どもたちが出会い、互いを認め合う「学びの広場」です。うまくいかなかった悔しさも、勝てた喜びも、次の練習への原動力に変わっていく。応援する大人たちも、子どもたちの成長に目を細めながら、地域のつながりを再確認できる貴重な時間になりました。スポーツがあると、町が少し明るくなる。そんな実感が、会場のあちこちにあふれていました。

次回はあなたもチームの一員に—参加・応援・お手伝いのススメ

「見ていたら体がうずうずしてきた」「次は参加したい!」という方へ。各ミニバスクラブでは、新しい仲間をいつでも歓迎しています。最初は見学からでも大丈夫。保護者の方は、応援はもちろん、運営のお手伝いに加わるのもおすすめです。準備や後片付け、受付や誘導など、できることはたくさん。ほんの少しの時間でも、子どもたちの笑顔につながります。大会やクラブの最新情報は、地域の掲示や学校のお便り、クラブの案内で随時確認してみてください。次のたかだてカップで、また新しい出会いと感動が待っていますよ。 最後に、今回の大会に関わったすべてのみなさんへ。選手、指導者、保護者、運営スタッフ、そして応援に来てくださった地域の方々——本当にありがとうございました。みんなの力で、忘れられない二日間になりました。次回も一緒に、コートで会いましょう!

また来年、コートで会いましょう!